あー、面白かった。最初から最後まで、退屈せすに楽しめました。
そして、ただ笑うだけでなく、福井県立図書館のスタッフの方の熱意が伝わってくる本でした。
間違いを笑いものにするのでなく、図書館をもっと利用してほしいという気持ちが詰まっています。
大佛次郎をだいぶつじろうで検索したり、開高健をかいこうけんで検索するとその図書館の検索エンジンによってヒットしない場合もあるとか。
著者名や題名をまちがってても、目的の本に辿り着けるように利用者の目線で応援してくれるのがうれしいところ。
無茶な情報から探している本を見つける司書の人の教養?もすごい。
うらたもり → ブラタモリ
下町のロボット → 下町ロケット
蚊にピアス → 蛇にピアス
おじおじのたんじょうび → ジオジオのたんじょうび
あでらんすの鐘 → あんでらすの鐘
ゴリラ爺さん → ゴリオ爺さん
お尋ね者は図書館まで → お探し物は図書室まで
摂氏451度 → 華氏451度
おい桐島、おまえ部活やめるのか? → 桐島、部活やめるってよ
ねこのとうさん大ピンチ → ネズミ父さん大ピンチ!
衝撃の巨人 → 進撃の巨人
カフカの変態 → 変身
背中を蹴飛ばしたい → 蹴りたい背中
私、残業しません → 私、定時で帰ります。
人は見た目が7割 → 人は見た目が9割
人生が片付くときめきの魔法 → 人生がときめく片づけの魔法
八月の蝉 → 八日目の蝉
記憶って頼りないものだ。でも、だからこそ面白い。
この本の題名の「100万回死んだねこ」も、えっ、どこが間違ってるのと一瞬考えましたもん。