2023-01-14 とびっきりの日々 吉田道子さん作。 『ホテル難破船』の人ですね。 この人の本は、とてもいい。 言葉が選び抜かれていて、潔い。 例えば、 そのとき、ふいに、決心した。 これからは、できるだけ、声をださないで生きよう。 まあ、そりゃそうだ。老人はいい、いくつだ、ときいた。 主人公は、くぬぎ。 カナヘビの言葉がわかる子だ。 とうさんが会社をクビになり、田舎のとんでもなく古い家に越してきた。 そこでくぬぎにしか見えないおじいちゃんに会う。 それは、くぬぎたち家族の先祖だった。