いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

とびっきりの日々

吉田道子さん作。

『ホテル難破船』の人ですね。

この人の本は、とてもいい。

言葉が選び抜かれていて、潔い。

 

例えば、

 

そのとき、ふいに、決心した。

これからは、できるだけ、声をださないで生きよう。

 

まあ、そりゃそうだ。老人はいい、いくつだ、ときいた。

 

主人公は、くぬぎ。

カナヘビの言葉がわかる子だ。

とうさんが会社をクビになり、田舎のとんでもなく古い家に越してきた。

そこでくぬぎにしか見えないおじいちゃんに会う。

それは、くぬぎたち家族の先祖だった。

 

f:id:kuroneko356:20230114233458j:image