いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

三月

大島真寿美さん作。

短大を卒業して20年。

同窓会の案内が来たことをきっかけに、6人の交流が始まる。

長らく連絡を取り合っていなかったのに、当時若くして自殺した知り合いの死因をめぐって、それぞれの来し方が描かれてゆく。

縁には恵まれず今は犬と暮らしていたり、卒業後神戸に帰って震災にあって恋人と別れてしまったり、彼の故郷の東北の町で暮らしているが離婚を考えていたり、バツイチ男性と結婚して継母の立場に悩んでいたり、親の介護に追われて自分のことは後回しになっていたりとそれぞれに苦労を乗り越えてきた20年。

同窓会はみんな不参加だが、東北のノンをみんなで訪ねることになる。

そこで、東日本大震災に遭ってしまう。

 

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