ねえ、委員長

市川拓司さん作。

『いま、会いにゆきます』の人だ。

「Your  song」「泥棒の娘」「ねえ、委員長」の三つの物語が収められた恋愛小説。

表題作は100ページほど。前二作は合わせて100ページほど。

表紙の男子の方が委員長だと思って読んだら、女子が委員長だった。

鹿山くんに出会ったために、彼の作品を世に出そうと編集者になる繭子の物語。

これもよかったけど、前二作の方がさらによかった。

どちらも最後のページでハッとさせられ、涙が溢れてくる作品です。