大島恵真さん作。
主人公は中学2年生みゆる。
お父さんは仕事がなくなって、お母さんにあたる。
お母さんは、みゆるのことをまともに見てくれなくなった。
ずっと、お母さんに嫌われていると思ってきた。
子どもは親のことをどうにもできない。
灰色の毎日。
とうとう、お父さんがお母さんの首を絞めた。
それでも、お母さんは我慢したまま。
家族がどんどんこわれてゆく。
ふと声をかけてきたなるみは、生活保護を受けていることを隠しもせず、明るく笑い飛ばす。
最初はいっしょにしてほしくなかったけど、なるみと過ごすうちに気持ちが変わってくる。