すっかり忘れていたのに、その場所に来ると思い出すということがあります。
有馬温泉駅が近づいてきたとき、ちょうどそんな感じになりました。
来たことないと思っていたのに、小さい頃に父に連れてきてもらった記憶が蘇ってきました。
それは、有馬温泉駅で降りたシーン。
電車を降りて左手の方向に進んでいました。
進む方向を知っていたからではありません。
父の背広の裾を掴んでついて行っていたからです。
ふと後ろを振り返ると、駅で父がこちらを見ていました。
あれ?
ということはこの人は?と見上げると、全然知らない人でした。
そんな思い出でした。
今日は、間違わずに右手の方向に進みます。