いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

手紙

福田隆浩さん作。

秋田の穂乃香と長崎の耕治の手紙のやりとりで、物語が進んでいく。

2人の手紙の文章がうまくて、まるで物語を読んでいるような気になる。(物語なんですけどね)

きっかけは、顔も知らない穂乃香が耕治の学校に手紙を送ったこと。

穂乃香は、亡くなったお母さんの胸に秘めていた思い出をなんとかして知りたかった。

それは、高校の修学旅行で行った長崎での思い出。

詳しく話してもらえないまま、お母さんは亡くなった。

ヒントは、キッチン。

耕治がいろいろ調べていくいちに、キッチンは『二十四の瞳』の徳田吉次に関係あることがわかる。

ヒントには続きがあって、長崎の人ならみんな知っているとのこと。

やがて、地元のラジオ局にたどり着き、謎が解けていく。

ペンフレンドという、懐かしい言葉も出てきた。

 

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