駅舎の引き戸を開けて声をかけると、中から「はーい」と返事があって散髪屋さんの奥さんが出て来てくれました。
お店は予約のみで今も続けておられるそうです。ご主人は、3年前に亡くなったとのこと。
駅スタンプをお願いすると、駅舎の窓口から出してくれました。窓口の中とこちら側でお話しできました。
駅前のお店はもうなくて、駅舎を借りて営業されています。築100年と古く、取り壊される予定でしたが、コロナの影響であと3年は借り続けられることになったそうです。
「本を見て来ました」と言うと、「これですか」と見せてくれたのが、『「沁みる夜汽車」の物語』でした。ぼくが見たのは、『駅スタンプの世界』でしたので、その本を見るのは初めてでした。
小浜線が減便されるので、最近は関東の方からもスタンプを推しに来られるとのことでした。
その日も午後からNHK福井放送局が取材に来るそうで、「ゆっくり見ていってください」と奥へ食事に入って行かれました。