いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

一人ひとりの北陸本線

2013年、北陸本線全線開通100周年を記念して、JR西日本金沢支社が行った思い出エッセイコンテストに応募された作品の中から100点を選んでまとめた本。

杉津のスイッチバックや筒石のトンネル駅、白鳥やはくたかなど、見たことないのにその人々の思い出が目に浮かぶようだった。

嫁ぐ日の駅での別れや、危篤の家族のもとへ急いだ帰省、踏切で見送った蒸気機関車の姿など、一人ひとりの心の中に刻まれている。

ぼくが、いちばん気に入った文は、

 

あれから40余年、昔から変わらず、武生の次は鯖江である。

 

でした。言い得て妙。

 

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