ロザンヌ・パリー作。
ずっと孤独な旅をして、ようやく安住の地を見つける。
辛い時に生きる希望となったのは、群れで暮らしていた時の家族の記憶。
白オオカミたちの群れに襲われて、ひとりぼっちになってしまった。
そこから、自分の家族を作るまでの長い長い物語。
この本のすごいところは、全てのページに写真のようにリアルな絵があるところ。
章の区切りには、オオカミの肉球のイラスト。
物語のモデルになったオオカミがいる。
オレゴン州のワラウア山脈を2歳のときに旅立って、1600キロも離れたカリフォルニア州まで移動した。そして、シスキュー山脈でようやく自分の縄張りを持ったのだ。