2021-06-19 夢をみるアンネ レナーテ・ヴェルシュ作。 この人は、オーストリアの人。 前の作品も重苦しかったけど、今回も終わりかけまで主人公の気持ちは晴れない。 おじいちゃんは、いつもいつも正しいことが出来なくていいんだよと言ってくれるが、どうしたいのか自分でも分からない。 お兄ちゃんは障害があり、そのことを誰にも知られたくなくて、友達をつくらずに開き直っている。 こんな気持ちからぬけ出すのは難しいことですね。 レナがその殻を破ってくれた時にはホッとした。