ニッキー・ロフティン作。
これもちょっと難解な物語でした。
大人しく気の弱い主人公が唯一落ち着ける場所を見つける。
それは、引っ越して来たテキサス州の静かな谷。
そこで、アニーと出会う。
彼女は癌で、治療から逃げるためにキャンプに来ていた。
自分を理解してくれない家族から逃げたい主人公と、自分のことは自分で決めたいアニーは、現実から逃げ出すために家出を計画する。
でも、いざとなると実行できない主人公。
近所の悪ガキ兄弟の脅しにも簡単に屈してしまって、読んでいて焦ったくなる。
癌の子どもたちのためのボランティア団体メイク ア ウィッシュにも触れられているんだけど、知識がなくて深く読み込めなかった。