末盛千枝子著。
この本を読もうと思ったのは、ちらっと目を通した時、夫が突然死したと書かれていたから。
2人のお子さんのうち、上の子に障害がある。
それでも、いい絵本を子どもたちに届けようとがんばってこられた。
震災の前年、岩手県の八幡平市に移り住み、震災後は「3.11絵本プロジェクトいわて」の代表を務めておられる。
全部で32冊の絵本が紹介されている。
どの本も読んでみたくなった。 知っている絵本も、もう一度読み直してみたくなった。
それはこの人の見方が、とても素直だから。それと、その本の良さを深く読み取ってはるから。
「おわりに」で、悲しみの一刷けが塗られている、という表現に打ちのめされた。