2020-12-10 砂のゲーム ぼくと弟のホロコースト ウーリー・オルレブ作。 ポーランドで生まれ、6年間の戦争の時代を生き延びた著者の自伝。 食べるものがなくて物乞いをする子どもたちの様子は悲惨だ。 ポーランド警察やドイツ兵に怯えながらの暮らしには、なんとも言えない気持ちになる。 本当のことを知らずにみんな強制収容所に送られたんだ。 写真の中の1人を除いてみんなホロコーストで命を落としたという説明に時が止まる。 写真を見ていると、ついこの前のような気持ちになった。 訳者は、『もちろん返事をまってます』も訳した人だった。