朝母の施設へ行き、退院用の服を選び、ベッドを整えて、図書館に寄ってきました。
村山由佳さんの本を漁っていると、すぐ隣に『十一匹の・・・』のタイトル。
作者は、村山房代という人。
猫の本だったら借りようと手に取ると、表紙には犬の絵。
でも、中を見てみました。
少しだけと読み始めると、目が離せなくなり、その一冊だけ借りました。
病院に寄って退院準備をしてから、家に帰って一気に読みました。
沢山の辛い目にあいながら、その都度出会った迷い犬を放っておけなくて、家族の一員として迎え入れる筆者。
その犬たちに、逆に支えられてきた一生が綴られていました。
同じ大阪で、母より少し後の時代を懸命に生きてこられた家族の物語で、身につまされました。