とてもいい物語でした。読んで良かったなあと思える一冊。
1910年の8月のお話です。
父と母を亡くし、ニューヨークで工場で働く姉と二人暮らしのドーシ。
ある基金によってバーモント州のジェリコに行くことになります。
そこは大家族が営む農場。
年の近いネルはすぐ仲良くなれましたが、その姉のエマとはうまくいきません。
ユダヤ教とキリスト教の違い、貧困と豊かな暮らしの違いを越えて、人がつながっていく心地よさを教えられます。
訳者は北海道は当別で、翻訳しながら暮らしているという人。
この人の訳した本をまだ読んでみたいと思いました。