アイリッシュ・ウルフハウンド犬のテディが主人公。
テディは人の言葉が話せます。
作者はきっと犬が大好きなんでしょうね。
訳者はあとがきで次のように書いています。
この物語は、猛吹雪のなか、子どもたちと犬だけでどうやって生きぬいたかという話であると同時に、愛する者を失った悲しみから立ち直っていく話でもあります。
テディの胸がつぶれるような喪失の悲しみが、ほのかなぬくもりのある悲しみに変わっていく過程を、作者は簡素な文章で、静かに語っていきます。
テディがシルバンさんから読んでもらったいくつかの本も、図書館で探してみたい。