いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

カザルスへの旅

この本はぜひ読みたいと思っていた。
中央図書館の書庫資料で眠っていたのを借り出して読んだ。
この人のひととなりがよく分かる。
思い込んだら一途なところは、若い頃からなんだ。
カザルスの住んでいた町をたった1人で訪れる。
夫や子どもを日本に残して。
ふとしたことで列車を乗り間違え、町の滞在時間が1日しかなくなる。
それでも不思議な縁に導かれて、カザルスゆかりの家や教会の前に立つことができた。
賢治や函館への旅も、この頃の筆者の心がひしひしと伝わってくる。