2019-05-15 カザルスへの旅 この本はぜひ読みたいと思っていた。 中央図書館の書庫資料で眠っていたのを借り出して読んだ。 この人のひととなりがよく分かる。 思い込んだら一途なところは、若い頃からなんだ。 カザルスの住んでいた町をたった1人で訪れる。 夫や子どもを日本に残して。 ふとしたことで列車を乗り間違え、町の滞在時間が1日しかなくなる。 それでも不思議な縁に導かれて、カザルスゆかりの家や教会の前に立つことができた。 賢治や函館への旅も、この頃の筆者の心がひしひしと伝わってくる。