いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

王国の独裁者

ロイド・アリグザンダー作。
よくこれだけの物語を考えられたなあと驚く。
予想もしなかった結末。
ミックルの記憶が戻った時、カバルスはいっぺんに権力の座から滑り落ちる。
主人公テオは、タランと同じように悩む。
そんなもんだと諦めてしまったり、絶対こうだと決めつけてしまったりしない。
君主制が正しいのか、王様などいなくなった方がいいというフロリアンが正しいのか。
自分自身に問いかけるのは、タランと同じだ。
ペテン師だけど憎めないラス・ポンパスも次巻に出てきてほしい。
まだまだ楽しみな、ウェストマーク戦記。