2017-12-01 わたしは、わたし 黒人少年を射殺した二人の白人警察官。 現場を目撃したのは、同僚の黒人警察官。 それが、主人公のお父さん。 警察官の仕事に誇りを持っていたパパは、証言台に立つ。 そして、家族にまで向けられる無言の避難や脅し。 名前も住所も変えて生活しなければならなくなった4人。 パパは鬱になり、明るかったママは宗教にのめり込む。 家族が崩れていく時間と、少し明かりが見える結末。 作者は、現代の困難な状況に置かれた子どもを描き続けている人。 これからも、この作者を追っかけてみたい。