いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

名松線の車窓から

今日はいろんな人とよく喋った1日だった。
まずは、始発の急行に乗るために上本町で自転車たたんでるとき、ロードバイクのおじさんが近づいてきて、やっぱり輪行か、と話しかけてきた。
東青山まで行くというと、いろいろ情報教えてくれた。
前輪だけ外して袋につめてはったそのロードバイクは8キロだそうだった。


さて、計画では東青山から名松線の家城まで走り、8時22分の伊勢奥津行きに乗り移る手はずだ。
問題は、40分で8キロの道を走れるかということだった。
平均時速15キロで行ったとして、8キロの道のりを行く時間は、と。
6年の子に速さを教えてたのに、実際の場面では、分からなくなってしまう。
それに坂道が多かったらどうしよう。


のんびり走るために来てるのに、時間に追われちゃ、何しにきてるやわからない。
でも、名松線は2時間に一本しかない。


幸い、緩やかな下りの多いコースだった。
思ったより早く、名松線の線路が見えてきた。
ところが、行けども行けども駅がない。
残り時間、10分を切った。
自転車たたむ時間考えたら、もう間に合わない。
そう思ったとき、町並みの中に入った。
駅の入り口が向こう側だったら、もうダメだ。
駅の端がチラッと見え、正面が現れた。


そのとき、踏切の警報機が鳴り出した。
慌てて改札通る。自転車そのまま。
ホームには二本の列車が入っていて、追いかけできた駅員さんがどっち方面?と聞いてくれる。
奥津というと、あちら側と教えてくれる。
警報機鳴ってたけど、強引に渡って列車の中に滑り込んだ。
汗ビッチョリ。
列車の中で自転車たたんだ。


というわけで、目的の列車に乗れた。
列車はのんびり走り、さっきまで時間に追われていたことがウソのよう。