でも、念願叶いました。行ってよかった。
ちゃんと記憶通りのところにあってくれました。
校舎というか、建物が昔のままなのが何とも言えません。
暑い中、空き時間はこの中ですごしたものです。
そういえば、職員室って表示してあるのも昔のままでした。
こわい先生に当たらないように心の中で祈ってましたっけ。
ベンチにすわってハンドリングの練習したところ。
送りハンドルすると、おこられました。
坂道発信の坂は、あんなに低かったっけ、と思うほどに低い。
ぼくらのときはカペラだったのに、今はありゃまあランサーになっているではありませんか。
なにもかもが懐かしい。
車から降ろされて、コースを歩かされたことさえ懐かしい。
帰ろうとしたとき、マイクロバスがやってきました。
これもまた懐かしい光景。
宿舎からこうやって運ばれてきました。
バスには、31年前と同じように数人の若者が乗っていました。それも生気のない顔をして。
ぼくも早く帰ることだけしか考えてなかったなあ。
あの頃に比べたら、ちょっとは成長したかなと思えただけでも、来た甲斐があったというものです。
