いちばんべったこ

tabi noti dokusyo tokidoki guti

立ち読み

いらなくなった本を売りに行って待っている間、救急救命で精神科を担当しているお医者さんの本を見ていました。
救急で精神科?と思ったのですが、自殺を図る人の中には「うつ」になっている人が結構多い、と説明されたらなるほど〜と思います。
ぼくもうつだった(「だった」と過去形で書けることがありがたいことです)とき、生きるパワーがどんどん低くなっていくのを感じました。
前の学校で同僚だった先生が心配して電話をかけてきてくれて、自分の経験を話してくれたことがありました。
貴重な話でした。
その先生もたいへんなストレスを抱えて、食べ物の味がわからなくなったそうです。
日曜参観がすめばよくなるだろうと思ったのに、症状が変わらなかったので受診。
お医者さんの最初の言葉は「死のうと思ったことはありますか」でした。
え〜と思ったけど、とにかく休みなさいと言われ、診断書を書くので明日学校へ行ったら何も言わなくていいからそれを管理職に渡してすぐ家に帰って来なさいと言われたそうです。
気付かないうちに、それくらいひどくなっていたんですね。
机を片付けたりしたかったのですが、それもダメといわれ、とにかく休めということで4カ月休職。
復職してからも2週間に一回通院し、やっともう来なくていいといわれるまで2年かかったそうです。
それを聞いてその時ぼくが思ったことは、自分も「休め」とお医者さんから力強く断言してほしいということでした。
でも卒業まであと少し。初診のとき、「3月まで続けたいのですが、どうすればいいですか」と言ってしまったので、お医者さんも断言できなかったんでしょう。そんなわけで、卒業式までいけたんだと思います。

せっかくうつになったので、いろいろ思い出してこれからもちょこちょこ書いていこうと思います。
お付き合いくださって、ありがとうございます。